ロバート・A・ハインライン「夏への扉」タイムトラベルSFの最後に残った一つの疑問

本・DVD

※少々ネタバレがあります。

これから読むという方は、「夏への扉」ごとく

読み終わったらまた、戻ってきてもらえたら嬉しいです!

タイムトラベルものの原点

「夏への扉」が2021年に日本で映画化!

というニュースを聞きびっくりしたのは、

私だけではないと思います。

これまで実写映画化されていなかった素材が、

なんと日本で… 嬉しいような、ちょっと不安なような…

どんな映画になるかは分かりませんが、

そんなニュースを聞き、久しぶりに手にとった

「夏への扉」

過去と未来をいったりきたtりする

タイムトラベルもの原点ともいえる作品です。

最近では、「アバウトタイム」や「バタフライエフェクト」

などの映画も有名ですよね。

傑作中の傑作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も

この作品に影響をうけている面が多々ありそうです。

途中、過去の自分たちを、

少し遠くから見るシーンが多くありますが、

これなんか思いっきり「夏への扉」ですよね…

 

これまでも、多くの小説や映画で取り入れられた

題材で、正直言って目新しさはないのですが、

これが書かれた1956年(もちろん私は生まれていない…)

には、他にはない話… さぞかし衝撃的だったと思います。

読み終わったあとに一つだけ残った疑問

読み終わって1点だけ疑問に残ったことがありました。

物語終盤、リッキーと約束したあと、

ダンとピートは、もともと予定していた

ミニチュアル生命のコールドスリープに入りますが、

「そうすると、1970年にまだ残っている、過去のダンが

麻薬を打たれたあと、入るはずのコールドスリープは

もう使われてしまい、、、

過去の自分がそこで止まってしまうのでは…」

という疑問でした。

一度目に読んだときには、この点が「・・・?」

だったわけですが、

しっかり再度読み直してみると、

過去において、ベルは麻薬をダンに打ったあと、

ダンの契約書を発見しますが、

ここで保険会社を自分の息のかかった会社に

書き換えている描写がありました。

さらに、目覚めた冷凍場は、

小さな会社の寄せ集めである「ソーテル共同冷凍場」

と書いてありました。

 

本来のダンが予約し、のちに、ダンとピートが

目覚めるのがミニチュアル生命専属の

「フォレスト・ローン冷凍場」とあります。

つまり、別々の冷凍場だったのですね、、

 

さらにリッキーが入っているのが、

「リヴァーサイド冷凍場」とあり、

各地に大小さまざまなコールドスリープの

冷凍場があることが分かります。

 

この世界観がいまいちわからなかったため、

最後の疑問として残ってしまいましたが、

これですっきりしました!

 

つまり、リッキーが入ってからの

1980年から20年間は、

「ソーテル共同冷凍場」では、ダンが一人で、

「フォレスト・ローン冷凍場」で、ダンとピートが、

「リヴァーサイド冷凍場」でリッキーが、

それぞれコールドスリープに入っていた、

という事になるのですね!!

 

バック・トゥ・ザ・フューチャーに戻ってしましますが…

パートⅢで、廃坑のデロリアンを掘り出すとき、

あの時代に、デロリアンが3台同時にいることに

なるんですよね!!

SFを読んだことない人にもおすすめ

冒頭話したとおり、目新しさはあまりないことと、

リッキーの年齢を考えると…ベンのロリコン感が

ぬぐえないこと、、、を除くと、、、

 

全体的に未来に向けて明るい話であり、

猫のピートも可愛いし、

未来の舞台が2001年で、

ルンバやペッパーっぽいのが

登場してたり、、、

結構楽しめます!

なによりも物語の始めに、探し続けていた

夏(希望)への扉が開ける、ハッピーな

エンディングは、読み終わってからも

よい余韻が残ります!

宇宙もロボットも出てこないので、

SF小説でも、難解さはなく、、

SFを読んだことがない方にも

おすすめできる一冊です!



 

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