アルセーヌルパン最高傑作!「813」「続813」面白すぎる!他の小説にはない冒険とミステリー

こどもと一緒に!

こどものころアルセーヌルパンシリーズに夢中になりました。

ほかのいろんな小説と違い、

推理、冒険、ミステリー、恋愛、しかも主人公は

警察からは追われる身

という通常では出会えない物語がとてつもない魅力に引き込まれ

気づけば全シリーズを読み漁っていました!

シリーズの最高傑作「813」

数あるルパンシリーズの中で

ストーリーも驚きもスケールも最大の

最高傑作が「813」です。

新潮文庫から出ている前編の「813」と

後編の「続813」が読みやすく、訳も分かり易いのでお勧めです!

前編「813」

殺人現場に残されたレッテル“813”とは。
恐るべき冷酷さで、次々と手がかりを消していく謎の人物と、ルパンとの息づまる死闘。
ルパン傑作集第一巻。

《ダイヤモンド王》と呼ばれる大富豪ケッセルバック氏は、全ヨーロッパの運命を賭けた重大秘密を握ってパリに出た。その全貌を明らかにすべく、怪盗紳士アルセーヌ・ルパンが会見したその夜、氏は何者かに刺殺されてしまった……。
現場に残されたレッテル“813”とは?手がかりの人物をおそるべき冷酷さで消してゆく謎の人物“L.M”.を対手(あいて)に、ルパンの息づまる死闘が始まる……。

【目次】
虐殺
ルノルマン戦闘開始
セルニーヌ公爵の工作
ルノルマンの工作
ルノルマンの敗北
パーブリー‐リべイラ‐アルテンハイム
羊羹色のフロック
訳者解説

本文より
死体を長椅子の上に寝かせて、着衣を脱がせた。ところが、さっそく、白地のワイシャツの上に赤い斑点が見つかった。シャツをひろげるやいなや、胸部の心臓の位置に、小さな割れ目があって血がひと筋細く流れていた。
シャツの上に一枚のカードがピンで止めてあった。
グーレルが身をかがめてのぞき込んだ。アルセーヌ・ルパンの名刺だった。これも同じく血まみれだった。
「犯罪だ!……犯人はアルセーヌ・ルパンだ!……出て行け……。みんな出て行け……」(本書47ページ)

後編「続813」

奸計によって入れられた刑務所から脱獄、ヨーロッパの運命を託した重要書類を追うルパン。遂に姿を現わした謎の人物の正体は……。ルパン傑作集第二巻。

謎の人物“L.M.”の手によって刑務所に放りこまれたルパンは、持ち前の沈着冷静さで警察陣を翻弄して脱獄に成功。一路ベルデンツの廃墟に向う。全ヨーロッパの運命を握る秘密を解く鍵が、必ずあるにちがいない……。
が、またしても“L.M.”の怖るべき刃は先回りしていた。“L.M.”とはいったい何者なのか?ルパンの鋭い追及の前についに姿を現した人物は意外にも……。

【目次】
まえがき
刑務所御殿
近世史の一頁
ルパンの大計画
シャルルマーニュ皇帝
皇帝の書簡
七人の盗賊
黒衣の男
ヨーロッパの地図
殺す女
自殺――エピローグ

本文より
全世界が哄笑に爆発した。アルセーヌ・ルパンの逮捕が絶大な感動を捲き起こしたことはもちろんだったが、民衆も今度ばかりは、久しい待望が見事に実現したこの返報に対し、当然の賛辞を警察当局に捧げて惜しまなかった。あの山師の張本(ちょうほん)が逮捕されたのだ。あの破天荒な、天才的な、姿なき怪人が、今や平凡な泥棒なみに、ラ・サンテ刑務所内の監房の四壁の間に、司法という名の巨大な力に打ちひしがれて苦しみつつあった。……(「刑務所御殿」)

アルセーヌルパンを知る物語

「奇岩城」などの他の物語でもそうですが、

世間では、悪党、泥棒、であるアルセーヌルパンは

実は一人の人間として、1人の親として

人間的魅力にあふれています!

こんな破天荒な冒険を繰り返す山師が、

1人の親として、子の幸せを願う…

しかも子を想うあまりに、本当の子供の幸せが見えない…

今の時代でもよくあることだと思います。

この後の物語においても、ルパン自体が根本的に

大きな間違いを犯しているわけですが、、

親というものは元来そんなものなのかも知れません…

壮大な歴史を背景とした物語

作者のルブランはフランスの作家です。

ルブランがルパンを書いた時代は、ヨーロッパも

まだまだ争いの絶えない時期でした。

そんな背景もあり、物語はフランスとドイツの歴史を踏まえて

進んでいきます。

ただの冒険小説でなく、フランスがドイツに抱く思いなどが

描かれており、フランスの国土やフランスの歴史

を学んでおくと、何倍も楽しめる内容になっています!

特に戦争の度に影響をうける、

フランスとドイツとの国境「アルザス・ロレーヌ地方」

が物語の中心にあり、ヨーロッパの戦争の歴史は

頭に入れて読むことをお勧めします!

(ネタバレかも…)物語のハイライト 他に例のない脱獄!

読んでみないとネタバレしてしまうので、

はっきりと書けませんが…

目次にある通り、ルパンが脱獄をするシーンがあります。

今回の物語のハイライトにもあたる、

脱獄がまた最高なんです!

塀を超えるとか、穴を掘るとかそんな脱獄ではなく…

他には例のない… まさにルパンにしかできない方法で

脱獄を果たします!

このシーンを読むだけでもドキドキわくわく!

前編後編の2冊でも読むのはあっという間!

展開も多く、見せ場も多いですが、

あっと驚くことも多くちりばめられており、

2冊でもあっという間です!

巣ごもりの毎日に…

夏休みに読む1冊に…

なにかシリーズで読みたい本を探している方へ

お子さんへ何か本を進めてみたいお父さんへ

是非おすすめしたい1冊です!

☝ 813の謎を解決するドイツ ドレスデンの街(物語中盤)

またまた毎度おなじみですが、物語の最後は、

次の話へのフリができていて、

自然と次回作へいざなわれるようになっています!

これに続く物語についてはまた別で書きたいと思います。

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